家の住み替えのタイミングはいつが良い?売却に向いている時期も解説
こんにちは! 栃木県・地域専門の不動産売買専門店「イエステーション」の土屋です。
家の住み替えは、「現在の家を売る」「新しい家を買う」の2つのアクションがあるので、良いタイミングを選んで進めたいものです。
また、他の人がどんなタイミングで家の住み替えを検討しているのかを知りたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回のコラムでは、家の住み替えのタイミングについて解説します。
どんなときが住み替えに適したタイミングといえるのでしょうか。
住み替えを進める際の、売却と購入のタイミングについてもあわせてご紹介します。
住み替えの理由として多いものとは?
住み替えを検討する理由として多いのは、具体的には以下のようなものがあります。
- 進学、就職、転勤を機に、通学・通勤しやすいエリアに住むため
- 子どもが成長して個室が必要になったため
- 商業施設や病院が近いなど利便性が良い場所に住むため
- 子どもが独立したので管理のしやすいコンパクトな家に引っ越すため
- 定年退職をして家にいる時間が長くなったので趣味を楽しめる家に引っ越すため
- 家が老朽化したため
家族やライフステージ、ライフスタイルが変わったことで、そのときに暮らしやすい家に住み替えるということですね。
また、家の老朽化が気になったとき、全面リフォームをするくらいなら新しい家に住み替えよう! と考える方もいるようです。
住み替えに適したタイミングはいつ?
住み替えでは、現在の家の売却費用を新居の購入資金に充てることが多いです。
そのため、現在の家ができるだけ高く・スムーズに売れるタイミングを見極めることが重要です。
売却しやすいという点でいうと、築年数が浅いタイミングと住宅需要が高いタイミングの2点があります。
また住宅ローンの金利も、売却のしやすさ、購入のしやすさに関わります。
築年数が浅いタイミング
住宅は築年数が経つほどに、建物が老朽化したり、設備が古くなったりして売れにくくなります。
戸建て住宅は築10年ほどで資産価値が半分になり、築20年でほぼゼロに。
マンションは築10年ほどで新築の約70~80%、築20年で半分以下になるといわれています。
住宅を売却するなら少しでも新しい方が売りやすいです。
住宅需要が高いタイミング
実は近年、住宅の需要は右肩上がりです。
株式会社不動産経済研究所の「首都圏新築分譲マンション市場動向 2021年まとめ」によると、首都圏の新築分譲マンションの発売平均価格はバブル期を超えて過去最高を記録。
新型コロナウイルスの影響による経済低迷なども心配されていますが、在宅勤務などで家で過ごす時間が増えたことから戸建て住宅についても需要が増えているといわれ、今後も不動産価格が大きく下がることは考えにくいとされています。
住宅需要が高まっているタイミングは、予算の兼ね合いから中古住宅の購入を検討する人も増えるため、売りやすいタイミングとなります。
住宅ローン金利が低いタイミング
住宅ローンの金利が低いと利息が低くなるため、同じ借入額でも負担を抑えることができます。
現在、日銀の政策金利は2008年以降下落を続け、大手銀行の変動金利も同様で、超低金利時代と言われて久しいです。
同じ価格の不動産を購入しても、月々の負担や返済期間を減らすことができます。
さらに、同じ理由で売却もしやすいでしょう。
築年数はすべて等しく古くなるため誰もがわかる基準ですが、住宅需要や金利の高低は正確な予想は難しいものです。
「今後も住宅需要は下がらない」という予想がある一方、「人口減少や宅地や空き家の増加から住宅需要が下がる」という意見もありますし、金利に関しても「さらなる金利の低下を待っているうちに、それ以上に住宅価格が上がってしまった」となる可能性もあります。
また、返済期間が長い住宅ローンは借入を行う年齢も重視されることから、市況を見ているうちに「年齢が上がって長期間のローンが組めなくなった」となる可能性もあります。
住み替え時の家の売却のタイミングは?
住み替えで自宅の売却は、新居の購入前に進めるのでしょうか。それとも新居の購入を決めてから売却するのでしょうか。
理想的な進め方は、購入と同時に売却を進める「同時進行」ですが、スケジュールの調整をしながら購入・売却両方の書類準備や契約を進めるのは実際には難しいことが多いです。
購入する物件の売主側、売却する物件の買主側、それぞれの都合も合わせる必要があります。
そのため、一般的には「売り先行」「買い先行」の2つのタイミングで進められます。
売り先行
売り先行とは、自宅の売却をしてから新居の購入を行うことです。
売却金が決まってから新居を探すので、予算を立てやすいですし、売却金を新居購入費用に充てることができます。
住み替えの期限がないなら、価格を妥協せずじっくり売却活動ができるのもメリットです。
ただし、売却から新居購入までに時間が空いてしまった場合、仮住まいが必要となるのがデメリット。
元の自宅から仮住まいへ、仮住まいから新居へと2回引っ越すことになり、手間や費用が大きくなってしまいます。
買い先行
買い先行とは、新居の購入を先に済ませ、そのあとに自宅の売却を行うことです。
買い先行のメリットは、好きなタイミングで新居を購入できることです。
新居を購入していれば、仮住まいは不要でいつでも引っ越すことができます。
自宅を空き家にしてから売却活動ができるので、内覧対応などもしやすいでしょう。
ただし、買い先行は費用面でデメリットが生じます。
売却金を購入費用に充てることができないので、自己資金の準備や一時的な立て替えを行う「つなぎ融資」が必要となることも。
新居を購入しても自宅が売れないと、住居費が二重の負担となる時間ができてしまいます。
なかなか売れないことに焦り、思っていた以上に安く手放す羽目になってしまうこともあるかもしれません。
売り先行・買い先行の詳しいタイミングやメリット・デメリットはこちらのコラムでもご紹介していますのでぜひご覧くださいね。
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住み替えに適したタイミングを知ってスムーズな住み替えを!
家族構成やライフステージの変化によって住み替えを検討する方は多いです。
結婚や出産、子どもの成長、進学や転勤などによって、暮らしやすいエリアや過ごしやすい住まいに住み替えたいものですよね。
住み替えでは、現在住んでいる家の売却と新居の購入という2つの不動産取引をそれぞれスムーズに進められるタイミングを見極めることが大切。
売却は築年数が浅いタイミングや住宅需要が高まっているタイミング、購入は住宅ローン金利が低いタイミングがおすすめです。
また、売却と購入のどちらを先に進めるかによっても、資金計画や住み替えの流れなどが変わってくるでしょう。
栃木県で不動産の売却を検討している方は、栃木県・地域専門の不動産売買専門店「イエステーション」にぜひご相談ください。
お客様の不動産売却をできるだけ良い条件で査定・売却できるよう正しい姿勢で対応いたします!
那須塩原店 土屋 清