不動産売却のコツ

「売れる家」「売れない家」は何が違う?スムーズに家を売却する方法も

こんにちは。栃木県・地域専門の不動産売買専門店「イエステーション」の土屋です。

 

「家を売りたいけど、本当に売れるだろうか」

「どんな家なら売りやすいのだろう」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

 

実は、家には「売れやすい」と「売れにくい」を左右する特徴があります。

 

今回は、家を売却される方に向けて、売れやすい家の条件や、売れにくい家の特徴を解説します。

また、売却をスムーズに進めるためのポイントもご紹介しますので、ぜひあわせてご参考にしてください。

家の比較

 

 

「売れる家」とはどんな家?条件や特徴をチェック!

売れやすい家には、購入希望者にとって魅力的な要素が備わっています。

 

まずは、売れやすい家の主な特徴を見ていきましょう。

 

立地条件が良い家は売れやすい

最も売れやすい家の条件として、立地の良さが挙げられます。

なぜなら、日常生活の利便性と快適性が直接的に住宅の価値に影響するからです。

 

具体的には、次のような特徴があると、買い主にとって魅力的で、理想的な生活環境を提供できます。

  • 最寄り駅から徒歩10分以内で通勤・通学がしやすい
  • 快速や急行が停車する、または複数路線への乗り換えが可能な駅がある
  • スーパーマーケット、コンビニ、病院などの生活利便施設が徒歩圏内にある
  • 子育て世代に人気の、良質な学校が近くにある
  • 公園や緑地など、憩いの場所が充実している
  • 治安が良く、静かで落ち着いた住宅街である
  • 幹線道路へのアクセスが良好で、車での移動がしやすい

 

立地の良さは購入者に生活の質の高さを感じさせ、住宅の魅力アップにつながります。

 

築年数が浅い家は売れやすい

築年数が浅く、建物の状態が良好な家も売れやすいといえます。

購入後すぐに快適な生活を始められ、将来的な維持費や修繕の心配が少ないからです。

 

具体的には、次のような特徴があると、買い主にとって売却後に手間がかかりにくく、快適な新生活をスタートしやすいといえます。

  • 設備や内装が比較的新しく、すぐに使用可能である
  • 大規模修繕や設備の更新が当面必要ない
  • 省エネ基準を満たしている可能性が高く、光熱費の節約につながる
  • 耐震性能が高く、安全性が確保されている
  • 外壁や屋根などの劣化が少なく、美観が保たれている
  • インターネットを利用した遠隔操作が可能なスマートホーム機能などが導入されている
  • 間取りや設備が現代のライフスタイルに合っている

 

上記の特徴は、購入者に安心感を与え、長期的な視点での経済性も魅力となります。

 

そのため、築年数が浅く状態の良い家は、市場で高い需要を得やすく、売却がスムーズに進む期待が高まるでしょう。

 

一般的な広さ・間取りの家は売れやすい

標準的な土地の広さや間取りを持つ家も、売却がスムーズに進みやすい傾向にあります。

なぜなら、多くの購入希望者のニーズや生活スタイルに対応できるからです。

 

具体的には次のような特徴があると、買い主にとって使いやすく、将来的な住み替えも視野に入れやすい物件となります。

  • 平均的な広さ(35~40坪程度)があり、ゆとりがありつつ過度に広くない
  • 3LDKなど、標準的な間取りで汎用性が高い
  • リビングが広く、家族が集まりやすい空間設計である
  • 子供部屋や書斎など、ライフステージの変化に対応できる部屋がある
  • 収納スペースが十分に確保されている
  • 各部屋の動線が自然で使いやすい

 

幅広い年齢層や家族構成の購入者にアピールしやすくなるでしょう。

 

土地にも、売れる土地・売れない土地があります。

売れる土地・売れない土地の特徴は?売却しやすくするポイントも解説」もぜひご覧ください。

 

 

「売れない家」とは?どんな条件や特徴の家が当てはまる?

売れにくい家にも共通する特徴があります。

これらの特徴を理解することで、売却前の対策や適切な価格設定につなげることができます。

 

相場よりも売り出し価格が高い家は売れにくい

相場より価格が高い家は、スムーズに売れにくい可能性が高いといえます。

多くの購入希望者は類似物件の相場を基準に予算を設定するため、予算を超えた物件は初期段階で候補から除外されてしまうからです。

 

さらに、「この価格なら500万円は値引きできるだろう」と考える買い主も多く、価格交渉から成約までの流れが長引いたり、最終的に購入を見送られたりするケースも少なくありません。

 

売却をうまく進めるには、周辺相場を十分に調査し、適切な価格設定を行うことがとても重要です。

 

建物や設備の状態が悪い家は売れにくい

建物や設備の状態が悪い中古住宅は、売却が困難になる傾向があります。

なぜなら、購入者は追加の修繕費用や将来的な不安を懸念するからです。

 

次のような状態の家は、買い主にとって魅力が低く、売却に時間がかかるおそれがあるので、現在の状態には注意して、なるべくきちんと把握しておくべきといえます。

  • 雨漏りのあとや天井のシミが見られる
  • 外壁にひび割れや剥がれがある
  • 給湯器などの主要設備が故障している
  • キッチンや浴室などの水回りに劣化や汚れが目立つ
  • 床や壁紙のダメージが著しい
  • 窓や扉の開閉がスムーズでない
  • 配管の老朽化による水漏れの兆候がある
  • シロアリ被害がある

 

売却をスムーズに進めるためには、可能な範囲で修繕を行うか、適切な価格設定で状態を反映させることが必要でしょう。

 

立地条件に難がある家は売れにくい

立地条件に難がある家は、売却が困難になる傾向があります。

なぜなら、立地は物件の価値を大きく左右し、日常生活の快適さに直結するからです。

 

次のような特徴がある家は、買い主にとって魅力が低く、売却に時間を要する可能性が高いです。

  • 最寄り駅から徒歩20分以上かかる
  • スーパーマーケットや医療施設などの生活利便施設が徒歩圏内にない
  • 通学可能な学校が遠い、または学区の評判があまり良くない
  • 建物の向きや周辺環境により、日当たりや風通しが悪い
  • 前面道路が狭く、車の出し入れや緊急車両の通行に支障がある
  • 周辺に騒音や悪臭の発生源となる施設(嫌悪施設)がある
  • 土砂災害警戒区域や浸水想定区域に指定されている

 

将来的な資産価値の維持や上昇も期待しにくい側面があり、売れにくいといえるでしょう。

 

立地条件に難がある家の代表的なものに「田舎の家」があります。

田舎の家が売れない理由や売却のコツについては「田舎の家が売れない理由は?売却するコツや売れない場合の処分方法」をご覧ください。

 

 

「売れない家」をスムーズに売却するためにできること

家について悩む男性

家の売却活動が長引くと、物件の印象が悪くなり、購入希望者から敬遠されやすくなります。

 

また、不動産価格の下落や、固定資産税などの税金や維持管理費の継続的な負担など、経済的なデメリットも生じるでしょう。

 

スムーズに売却を成功させるためには、以下の対策を講じることが重要です。

 

適切な価格に見直す

まず重要なのが、適切な売却価格への見直しです。

価格設定は、近隣の取引事例や類似物件の相場を参考に、市場に受け入れられる金額を見極めることが重要ですから、不動産会社に再度査定を依頼して、相場を確認しましょう。

 

より精度の高い金額を求めるなら、一括査定サービスなどを利用して、複数社に査定を頼むことも検討してみてください。

 

物件の状態を改善する

建物の劣化や損傷が著しい場合、買い手が見つかりにくくなります。

清掃やメンテナンス、必要な修繕を行い、物件の印象を向上させましょう。

 

リフォームに関しては、物件によってはしないほうが売れやすいケースもあるため、不動産会社と相談してから行うことをおすすめします。

 

物件の魅力をアピールできる売却戦略を練り直す

物件の魅力を最大限に引き出し、一見デメリットと思われる特徴も適切に生かす戦略が重要です。

 

例えば、家が駅から遠くても、静かな環境を求める家族向けにアピールするという工夫ができます。

地域情報に詳しい不動産会社であれば、売却のノウハウや物件のアピール方法を熟知していますから、より効果的な販売戦略を練り直しましょう。

 

「不動産買取」も検討する

どうしても売れない場合は、不動産会社に直接売却する「不動産買取」の活用も選択肢の一つです。

 

仲介での売却価格よりも安くなる可能性はあるものの、「とにかく早く売りたい」という方にはおすすめですよ。

 

売るタイミングも「売れやすさ」に影響する

売却のタイミングも、物件の売れやすさに大きく影響します。

これから、一戸建て・マンションなどの家を売り出そうと検討されるなら、時期を選んで売却をスタートするのもおすすめです。

 

特に、2~3月は入社や入学などの移動に伴って購入希望者が増えやすいため、この時期に売り出すと効果的でしょう。

 

また、地域の市場動向を把握し、競合物件の状況を確認することも重要です。

 

 

売れる家・売れない家の特徴を知って、スムーズな売却を

家の売却では、「売れやすさ」に影響する要因がさまざまあります。

売れやすい家の条件は、築年数が築く建物の状態が良好な家や、立地が良い・スーパーが近いといった、便利な生活が叶いやすい家です。

 

逆に、建物や設備の状態が悪い・立地条件が良くないといった「生活に不便が出そう」と思われてしまう家は、売れにくいでしょう。

立地条件や築年数といった変えられない要素もありますが、価格設定や物件の手入れなど、工夫次第で改善できる部分も多くあります。

 

大切なのは、自分の家の特徴を正しく理解し、適切な対策を講じることです。

 

自分では対策を取るのが難しいと感じるなら、不動産のプロに相談してみましょう。

 

栃木県で不動産の売却を検討している方は、栃木県・地域専門の不動産売買専門店「イエステーション」に、ぜひご相談ください。

 

「売れる家」「売れない家」は何が違う?スムーズに家を売却する方法も

那須塩原店 土屋 清

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