不動産売却物語
Vol.069
鹿沼店

【H様】賃借人の行方がわからなくなりました。この状態で売却を進めることはできますか?

ご相談の背景

■年代:30代
■職業:会社員

■住まいの地域:静岡県
■ご相談の地域:鹿沼市
■売却の理由 :相続後のトラブルで
■お問合せ方法:ネット

ご相談の内容

貸家なのですが、賃借人の行方がわからなくなりました。
契約書は2年ごとに更新なので、あと1年残っていますが、家賃は半年ほど滞納されています。この状態で売却を進めることはできますか?
売れたあとに賃借人が戻ってきてトラブルになったりしたら申し訳ないので、解約など済ませた後に進めたいのですが、連絡もつかない状態です。

ご提案した解決策

相続で所有されていた戸建を賃貸で貸されていた状態での売却相談でした。
通常であれば賃料などの収入と、管理料などの支出をまとめたレントロールを作成し、投資家あるいは退出後に建物を使用する場合や解体して土地として使用することを見込んだ顧客に売却をするということになり、特に問題となる事はなく売却を進められます。
しかし今回は滞納後の残置荷物が残った状態であったため、弊社顧問弁護士の見解と法的手続きをすすめ、リスクを最小限にした状態での売却となりました。

お客様のコメント

家賃の管理も毎月行っておらず、当たり前に入金されているものと思っていたところが管理側でも問題があったなと感じています。
実際に4か月滞納時点でアクションを起こしましたが、このような経験もない事から初期の対応が明確にすることが出来ず、また遠方という事もありその後の約束もあいまいな状態になってしまいました。
そうこうしているうちに当事者がいなくなってしまったという事で途方に暮れていましたが、同地域に店舗があるイエステーションさんに依頼し、手続きを進め現状で下取りをしてもらえることになりほっとした気持ちです。
今後も使う予定はないことから安易に賃貸をしていたことも反省でした。
使用状況も悪かったためかなりの手直しが必要になりますが、ぜひ次にお住いになる方が安心して生活できるよう配慮いただけたら幸いです。

スタッフのコメント

賃貸人が夜逃げ同然でいなくなってしまうという事は、現場では定期的に起こっている現状があります。
今回は賃貸契約は不動産会社の仲介のもと取り交わしており、違約解除の条文なども盛り込まれていたため、一定の手続きを経て対応が可能という判断となりました。
安易にいなくなってしまったので処分をするということで、後に予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうという事も実際にあるので、そのような場合はぜひ専門家や当社などにご相談ください。
顧問弁護士等の専門家にスピーディーに対応させていただきます。

今回は結果としては今後使用することがないという事から、弊社での下取りをさせて頂くことになりましたが、建物を改修し新たな生活をスタートさせる方へ繋がせていただきます。
この度はありがとうございました。

【H様】賃借人の行方がわからなくなりました。この状態で売却を進めることはできますか?

那須塩原店 土屋 清