不動産売却物語
Vol.081
宇都宮店

【H様】山林、畑、住居、倉とありますが買い手はつくのでしょうか。

ご相談の背景

■年代:40才
■職業:会社員

■住まいの地域:宇都宮市
■ご相談の地域:上三川町
■売却の理由 :不要資産の売却
■お問合せ方法:ネット

ご相談の内容

代々農家をしてきたのですが、そこに住んでいた両親も亡くなったので売却したいです。
山林、畑、住居、倉とありますが買い手はつくのでしょうか。

ご提案した解決策

相談頂いた案件は、農地と言われる畑や田という住宅などを立てる為の敷地とは違い、農作物を育てる事を目的とした土地を含むものでした。
一般的に農地は売買が制限され農地としての用途で使用し、その許可を備えている人にのみ売買などの所有権移転が許可されるという特異性があります。
今回の案件に関しては農業委員会との協議を経て一部の条件をクリアすることで売買を行う事が出来るという結果となったため、売買が出来る(条件付きではありますが、)土地建物として査定をすることとなりました。

建物の築年数は築60年以上と非常に古いものでしたが、全体として倉や納屋といった趣のある付属の建物もあり、なんといっても今季まで実際に農業と家を使用していたという状態で空家期間が少ない事から、ライフラインなどの状況も故障などはないという状態であったことがプラスで全体の可能性の価格を算定することが出来ました。
一般的な評価基準で考えれば建物価値は0となりますが、その状況により査定としての可能性の価格が変わるという事が今回は顕著にでました。

お客様のコメント

少しの期間でしたが相続で不動産を手にして、その管理や諸々の手続きなどを行いました。
こんなにも手間がかかり、また不動産があるという事で心の中にいつもざわざわした不安があるものなんだという事を経験しました。
ほっておいたらすぐに傷んでしまうし、何よりも大きな敷地でしたので周り近所に迷惑をかける事態だけは嫌だったので、そのことが一番の心労でした。
このあたりを全て管理まで引き受けて取引してもらえてとても助かりました。

スタッフのコメント

委託販売と下取りのご提案の中で建物の程度は良かったとはいえやはり改修工事はそれなりにかかることなどから、可能性の委託販売価格と下取りの価格には大きな差が出てしまいました。
今回は空き家になってからの早いタイミングでご決断頂いたこと、想いの深い建物であった中ご選択をいただきありがとうございました。
結果として下取りにはなりましたが、一番心配されていたご近所の皆様に管理上ご迷惑となることがない対応をしっかり行って販売をさせて頂きます。
この度はありがとうございました。

【H様】山林、畑、住居、倉とありますが買い手はつくのでしょうか。

那須塩原店 土屋 清